梨をテーマにした博物館「鳥取二十世紀梨記念館なしっこ館」へやってきました!

2021年に20周年を迎え、今では家族連れや外国人観光客が年間たくさん訪れる県内有数の観光施設です。

目次

エントランス

二十世紀梨は鳥取県を代表する特産品ですが、梨専門の博物館とは一体どんな展示があるのでしょうか?

…案内していただいたのは…  スタッフの木村さんです

なしっこ館のシンボルツリー「二十世紀梨の巨木」

館内に入ってまず目に飛び込んできたのはシンボルツリー「二十世紀梨の巨木」です。
天井を覆うように広がった巨木は直径20メートル、根っこは地下5メートルの深さがあるそうです。
地面に埋まった根っこまで見られるのは梨の博物館ならではですね。

シンボルツリー「二十世紀梨の巨木」

ナッシーと記念撮影

なしっこ館のマスコットキャラクター「ナッシー」。
2010年に就任して13歳になりました(2023年現在)。

一緒に記念撮影♪

館内のコーナー

本物そっくりの品種模型を展示「梨の世界と人々」

世界の梨に関する資料が展示されています。
原産国の中国から日本やシルクロードを通じて西洋へ伝わる過程で、西洋梨や日本梨に変形していく様子が分かります。
70種類にもおよぶ品種模型は本物そっくり!

展示「梨の世界と人々」
本物そっくりの品種模型がずらり

「袋かけ体験樹」で袋かけ体験

「梨を育てる」コーナーでは梨作りの一年の作業を模型や映像、パネルなどで分かりやすく紹介しています。
袋かけは果実を病気や害虫から守り、肌をきれいに保つために行う大切な作業工程です。
「袋かけ体験樹」では、梨の栽培で行う袋かけ作業の疑似体験ができます。
館外にある「梨ガーデン」では梨の栽培もしていて5月上旬から袋かけ、9月中下旬には収穫体験イベントも実施しています(有料)。

袋かけは果実を守る大切な作業工程です
9月中下旬には収穫体験イベントも実施(有料)
小さいお子さん用に踏み台も準備してあります

館内で公園のように遊べる「不思議ガーデン」

大きな螺旋階段を登った先には、巨大なイモムシやかじられた梨がゴロリ…
「不思議ガーデン」は自分の体が小さくなって梨園にいるイメージで作られています。
かくれんぼをしたりジャングルジムに登ったり、公園と同じように遊べます。
室内なので天候に左右されないのはいいですね。

梨にまつわるクイズもできます

一番人気 通年梨の食べ比べができる「梨のキッチンギャラリー」


一年中3品種の食べ比べができるコーナーです(無料入館日を除く)。
鳥取県で開発された「氷温貯蔵」という貯蔵技術によって果実の長期間保存が可能になり、一年中食べ比べができます。
シーズンになると「二十世紀」をはじめ、「新甘泉」や「なつひめ」など鳥取生まれのおいしい品種が楽しめます♪
     

 穴場スポット「資料展示室」

大正時代から現代に至るまでの、梨作りに欠かせない機械や道具、出荷箱に貼るシールなどが展示されています。
中でも穴場でおすすめなのが「箱レッテル」のコーナー。

木箱で出荷販売されていた時に貼るラベルは、産地、品種、生産者、等級などが印字され、1962年に出荷箱が段ボールに変わるまで使われていたそうです。
年代物のパッケージが整然と展示されています。ファイルには梨を包んでいた紙が保管してあります。年配の方は懐かしさを感じ、子どもたちは歴史を学べる素敵なコーナーです。

木箱で出荷していた時代に使われていたラベルや包装紙を展示

フルーツパーラー・ミュージアムショップ

併設のフルーツパーラーでは二十世紀梨を使ったソフトクリーム、シャーベットのほか、梨を使ったミニパフェなどが販売されています。
ミュージアムショップは梨にまつわるお土産品が多数販売されています。

フルーツパーラーでは梨ソフトクリームを販売しています
二十世紀梨のさわやかな酸味とバニラのハーモニーが絶妙です!

アートギャラリーやシアターなど、まだまだ紹介しきれない展示が盛りだくさんのなしっこ館、
ぜひ一度足を運んでみてください!