「未来へつなぐ森 共創プロジェクト」始動 智頭町キャロウェイの森

 智頭町芦津のキャロウェイの森を舞台に、米国のゴルフ用品メーカー「キャロウェイゴルフ」(本社・東京都)と森林保全団体、同町が連携して取り組む「未来へつなぐ森 共創プロジェクト」が23日、本格始動した。同社のアレックスM・ボーズマン社長らが来町して発足式を行い、未来に向けた人材育成や地域活性化への思いを新たにした。

 同社と智頭町、音楽家の故坂本龍一さんが創設した森林保全団体「more trees(モア・トゥリーズ)」などが連携し、ミズナラやヤマザクラなどの苗木を植樹して森林保全に取り組んでいる。共創プロジェクトでは、大学ゴルフ授業研究会(東京都)に所属する学生を対象に、森林整備作業やセラピー体験などの講座を実施。地域活性化につながるアイデアや企画を、学生が智頭町に提案する体制構築を目指す。

 この日はボーズマン社長らが登壇し、「森林や環境に目を向けてもらうことで、未来の自然環境を守る活動や智頭町の発展に寄与できれば」とプロジェクトへの思いなどをスピーチ。金児町長は「自然を大切にする心意気や成長過程を学生にも見守ってほしい。自然に手を差し伸べるのも人間の大切な役割」と期待を寄せた。

 24、25日には同研究会に所属する武蔵野美術大学の学生が地域課題や森の可能性について学ぶツアーも実施する。

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