大賞に喜びと自信 一般・松本さんと高校・入江さん表彰 全国公募書道展「放哉を書く」

 第16回全国公募書道展「放哉(ほうさい)を書く」(放哉の会、新日本海新聞社主催)の表彰式が12日、鳥取市のとりぎん文化会館であり、一般の部の放哉大賞・鳥取県知事賞を受賞した鳥取市江津、松本李南(美由喜)さん(68)、高校の部同賞の鳥取東高3年、入江佑香さん(17)に、それぞれ賞状と記念品が手渡された。

 「障子しめきって淋しさをみたす」を書いた松本さんは「放哉の句は鋭く、強く、孤独で、自分の作品となかなか合わず苦労した。これからもいろんな表現を勉強しながら、響きの高い書が書けるよう精進していきたい」と喜びを語った。

 「夜中の襖遠くしめられたる」を書いた入江さんは「さみしさの中にも温かみのある句を目指して努力した。これから書の道を歩むと決めた自分に対し、大きな自信になった」と晴れやかな表情を浮かべた。

 放哉の会の柴山抱海会長は「まず読みやすい書を書くのが大きな目標で、原点に立ち返って作品作りを考えていかなければと思う。これからどんどん受賞者が出てほしい」と期待した。

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