コロナ禍で大きく落ち込んでいた、鳥取砂丘の除草ボランティアの参加者数が、本年度はコロナ禍前水準の3千人台に回復する見込みとなった。参加者激減で砂丘の“草原化”も懸念されただけに、関係者は喜びの声を上げる一方、砂丘ならではの景観を守る継続的な除草に向け、ボランティアへの協力を引き続き呼びかけている。
砂丘の保全再生と適切な利用を目的に官民でつくる、鳥取砂丘未来会議によると、主にボランティアは観光スポットとなっている「馬の背」近くのオアシス周辺で、水辺に繁茂する雑草の除草に当たる。コロナ禍前の2019年度は3927人が参加したが、20年度は1929人、21年度は1866人と大幅に減少した。