日本海新聞の「社会人のための新聞講座」が、染色体工学技術を用いたバイオ産業の創出拠点・とっとりバイオフロンティア(米子市西町)で「研究者のためのプレスリリース」をテーマに開かれた。参加者は専門性の高い話題をメディアを通じて発信する際の留意点などを学んだ。
現地とオンライン双方で開催し、約20人が参加。新日本海新聞社西部本社の沢田圭太郎総局長が「人工染色体持つブタ作出-筋肉保つ巨大遺伝子搭載」など実際に掲載した記事と鳥取大医学部などによるプレスリリースを照らし合わせて解説。記事が結論から書く「逆三角形」で構成されることから、ニュースポイントが伝わりやすい資料整理の工夫や効果的な用語解説についてアドバイスした。
また、西部本社読者センターの松田光博記者が多様化するメディアの現状や、情報通信技術(ICT)、生成人工知能(AI)の進展などメディアを取り巻く現状を説明した。