鳥取県選出の自民党国会議員による国政報告会が10日、県内3会場で開かれた。あいさつに立った5人の国会議員は、自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を陳謝した上で、党再生や防災力強化、地方創生の実現を誓った。
西部会場には約600人が来場。党県連会長の石破茂衆院議員(鳥取1区)は防災省創設の必要性などに触れ「鳥取から課題を解決する年にしたい」、赤沢亮正衆院議員(同2区)は「こうして苦しいときに足を運んでくださる皆さんにすがって支持を取り戻したい」と約束した。
茂木派を離脱した青木一彦参院議員(鳥取・島根選挙区)は「試練の年。全ての派閥を解消し、ゼロにした上で議論しなければ信頼は戻らない」と離脱の理由を説明。舞立昇治参院議員(同)は、裏金事件を機に参院幹事長が交代し「合区解消の道のりが遠のいてしまうのではないかという不安でいっぱいだ」と述べた。藤井一博参院議員(比例)は「(裏金事件は)パンドラの箱が開いた。うみを全て出し切らないといけない」と信頼回復を誓った。
中部会場には約380人、東部会場には約800人が来場した。