訪日客(インバウンド)向けの高付加価値な旅行商品の提案に向け、大山周辺地域を巡るモニターツアーが11、12両日あった。マレーシア人のインフルエンサー、チージーさんら4人が、地域の個性を生かした自然体験や食を堪能。今回のツアーの反応を基に、商品として売り出していくという。
インバウンドの地方誘客拡大に向けた観光庁の事業を活用。「神の山・湧水・美食」をテーマに、観光プロモーションなどを手がけるEngi(横浜市)が実施し、鳥取県が協力した。
初日は、スノーシューを履いて大神山神社奥宮(大山町)に参拝し、山楽荘(同)で座禅を体験。夕食は「リバーサイドひの」(日野町)の野外スペースにその日限りの「星空レストラン」を設営し、ミシュランガイド大阪・兵庫・鳥取で一つ星を獲得した「伯州鈴乃希」(米子市)のシェフが県産食材を使った懐石料理を振る舞った。
チージーさんは「シェフの心がこもった料理に感動した。スノーシューは聖地巡礼のようで不思議な気分になった」と話した。
旅行商品は早ければ今夏にも販売する。