リーダーシップやコミュニケーションについて学ぶ「ITC-J倉吉クラブ」(岸本絹子会長)の第36回スピーチコンテストが13日、倉吉市山根の倉吉シティホテルで開かれた。出場者は自身の経験を交えながら、気持ちのこもったスピーチを披露。審査の結果、同市八屋の秋山光子さん(75)が優勝した。
秋山さんは「一緒に生きる」と題して、スピーチ。30年前、21歳の若さで娘が亡くなり、自身の死にも思えたが「娘が自分の体に戻ってくれた。『残りの人生を娘と一緒に生きていこう』と考えるようになった」と振り返った。
秋山さんは71歳で鳥取短期大に進学し、苦労しながら無事に卒業したとし「21歳まで輝いて生きてきた女の子がいたことを知ってほしい」と訴えた。
秋山さんは、クラブ代表として4月に米子市で開かれるカウンスル№7スピーチコンテストに出場する。