魚群キラキラ 加茂川にアユ

 米子市の中心市街地を流れる加茂川で、今年もアユの群れが見られ、市民の目を楽しませている。

 アユは体長9センチ前後で、善光院橋(同市四日市町)から土橋(同市法勝寺町)上流にかけてよく見られる。多い所では100匹以上で群れ、コケをはんだり、跳びはねたりしている。近くの人によると今月中旬以降、次第に魚影が濃くなり、体長も大きくなったという。

 同市糀町2丁目の80代女性は「毎日、歩いて買い物に出かけており、川でキラキラと光るアユを見るのが楽しみ」と目を細めた。

 川の浄化を願う「加茂川まつり」実行委事務局の川越博行さん(68)は「アユが見られるほどにきれいになった。もっと市民に親しんでもらえる川になれば」と話し、6月16日には源流を巡るサイクルイベントを計画している。

 加茂川は、安来市伯太町の鷲頭(わしがしら)山を源流に米子市内を通って中海に注ぐ約9.5キロの1級河川。かつて舟運などで米子の繁栄を支えた。

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