【尾木ママの今日も笑顔で】増えてきた「学びの多様化学校」

  •  尾木直樹
  •  23年8月、「学びの多様化学校」への改称を発表する永岡桂子文科相(当時)
  •  大分県玖珠町に開校した「玖珠町立学びの多様化学校」=4月15日
  •  大分県の「玖珠町立学びの多様化学校」の開校式で看板を取り付ける町長(左)ら=4月15日

 「学びの多様化学校」って、皆さんご存じでしょうか。

 2023年8月のこと、政府はこれまで「不登校特例校」と呼称されていた、不登校の子どもに配慮して、学習指導要領にとらわれず特別なカリキュラムを実施する学校の名称を、当該親子の要望を受けて「学びの多様化学校」に変更したのです。24年4月には新たに11校が開校(うち3校は4月に指定)、全国16都道府県の小中高校の計35校にまで増えました。

 (※編集部注:16都道府県の計35校は北海道1、宮城4、東京10、神奈川3、岐阜4、愛知1、京都2、大阪2、兵庫1、奈良2、岡山1、香川1、福岡1、大分1、宮崎1、鹿児島1)

 ▽不登校児童生徒の激増

 「学びの多様化学校」の設立が急ピッチで進められている背景の一つには、不登校児童生徒の激増という問題があります。

 国の不登校に関する施策について、近年の流れを簡単に振り返ってみましょう。

 1992年12月、文部省(当時)は「特別な子どもが登校拒否に陥るわけではなく、どの子でも起きうる」ので決して「非行・問題行動」とは言えないという内容の見解を発表。不登校をいわゆる「問題行動」の枠組みから外しました。

 この革命...

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