【ぷらっとTOKYO】訪日客にも人気の寄生虫館 目黒、アクセサリー「東京水引」も

  •  目黒寄生虫館=東京都目黒区
  •  サナダムシの標本を見つめる来館者=東京都目黒区
  •  目黒不動尊の水掛不動=東京都目黒区

 目黒不動尊などで知られる東京都目黒区へ向かった。目黒駅が品川区にあることに驚きつつ目黒通りを西進すると、「目黒寄生虫館」に到着する。

 数多くの標本を展示する世界的にも珍しい施設であることから、訪日客にも人気。館内の説明文は8カ国語で表記され、2022年には米マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏も来訪した。世界一長いとされる8・8メートルもあるサナダムシの標本と対面した写真をX(旧ツイッター)に投稿し、話題を呼んだ。

 亀谷誓一常務理事によると、物珍しさから訪れる人が多いが、中には「フタゴムシが見たい」「アニサキスはどこですか」など、「推し」の寄生虫を名指しで問い合わせる来館者もいるという。

 寄生虫館から5分ほど南へ歩くと、目黒不動尊(滝泉寺)の境内が広がる。平安時代に慈覚大師が独鈷と呼ばれる仏具を投げたところ、泉が湧き出して「独鈷の滝」となったと伝えられている。

 今日に至るまで枯れることなく湧き続けているといい、滝の前の「水掛不動」には多くの参拝者が水をかけて祈願している。サツマイモ栽培を奨励した江戸時代の蘭学者青木昆陽の墓や、イモを手にした像もある。

 目黒不動尊の門前は、歴史のある店...

残り 250 文字
このページは会員限定コンテンツです。
会員登録すると続きをご覧いただけます。
無料会員に登録する
会員プランを見る
会員登録済みの方
この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事