砂丘の保全再生と適切な利用を目的に官民でつくる鳥取砂丘未来会議は、本年度の砂丘清掃ボランティアの参加者を募集している。近年、参加者数はコロナ禍で大きく落ち込み、砂丘の“草原化”も懸念されていたが、昨年度はコロナ禍前と同水準の3千人を突破。同会議は、本年度目標として3500人を掲げ参加を呼びかけている。
本年度の除草期間は、前期が24日~6月28日の金曜日、後期が7月6日~9月1日(8月10、11日を除く)の土曜日・日曜日。
活動開始時間は前期が午後6時、後期が午前6時。いずれも1時間半程度で、参加者は同会議の職員の指導の下、観光スポット「馬の背」近くのオアシス周辺で、雑草の除草に当たる。
専用の申込用紙などから申し込め、当日参加も可能。団体による除草は期間外でも受け付ける。
2019年度に3927人だった参加者数は、コロナ禍では20年度1929人、21年度1866人と大幅に減少。砂丘の緑化も指摘されていた中、新型コロナウイルスが5類に引き下げられた23年度に3057人と大きく回復した。
同会議事務局員で鳥取県自然共生課の間屋口敬祐主事は、砂丘の緑化を防ぐためにはさらなる人手が必要と強調。「美しい砂丘の景観を守るために多くの人に協力をお願いしたい」と話した。
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