お笑い芸人やついいちろうさんインタビュー(下) やりたいことだけやってきた、これからもずっと

  •  お笑い芸人やついいちろうさん(撮影・横山純太郎)
  •  最初に作ったコントが受けて、面白くなって30年近くたっちゃったって感じ(撮影・横山純太郎)
  •  2023年7月の「エレキコミック」公演。右は今立進さん
  •  23年7月の「エレキコミック」公演。右は今立進さん
  •  くだらなさの極限を追い求めている(撮影・横山純太郎)

 芸人が見たい芸人ランキングで、常に上位の実力派お笑いコンビ「エレキコミック」のやついいちろうさん。ライブ感を大切に、舞台中心の活動を続ける。

 大学在学中にプロの芸人としてデビュー。当時同じ事務所のラーメンズと共に、若手のトップランナーに躍り出た。ラーメンズが「意識高い系」だったのとは対照的に「くだらなさ」を追求し、人気者となった。インタビュー(下)では、ベテランの域に入ったやついさんに、お笑いとの向き合い方を聞いた。

 ▽大学日本一

 ―大学で落語研究会に入ってお笑いを始めました。

 本当は音楽をやりたかったんですよ。高校の時は音楽ばかり聴いていたし、ミュージシャンになりたかった。軽音とかそういうサークルに入ろうと思っていたんですが、ギターが弾けなかった。初めて持ったらめちゃくちゃギターが重かったんですよ。こんなに重いのを担いで弾くの嫌だってなって。

 それに対して、お笑いだったらいきなりやれるなって。まずお笑いを先にやって、ゆくゆくは音楽をやっていけばいいやとなりました。最初に作ったコントが受けて、面白くなって30年近くたっちゃったって感じです。

 ―学生チャンピオンになった。

 3年生の時に...

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