あらゆる物価が高騰する中、エアコン使用のハイシーズンを前に電気料金の上昇が続いている。今年の夏も昨年並みの猛暑が予想され、家計と命を守るため、節電に配慮した賢いエアコンの使い方が求められる。
電気料金は、再生可能エネルギーの普及に向けて料金に上乗せされている賦課金の引き上げで5月請求分から高くなっているのに加え、電気・ガスの激変緩和対策による値引きも6月請求分で半減、7月請求分で終了する。中国電力の一般的な契約での平均家庭の7月請求額は、前年同月を14%以上上回る見込みだ。
一方、家庭では梅雨から夏にかけてエアコンを稼働させる機会が増える。ケーズデンキ鳥取本店(鳥取市古海)の家電製品総合アドバイザー、山本卓さんは「冬場はストーブに頼りがちだが、エアコンがきちんと稼働するか、暑さが本格化する前の今のうちに確認してほしい」と促す。