「HAJIME」オーナーシェフの米田肇さんインタビュー

「食」で人の心を温める

  •  「HAJIME」オーナーシェフの米田肇さん(撮影・伊藤暢希)
  •  「HAJIME」の料理「地球」(提供写真)
  •  米田肇さんのイラスト
  •  米田肇さん(撮影・伊藤暢希)
  •  「HAJIME」の料理「大地」(提供写真)

 「ミシュランガイド京都・大阪2010」が2009年に刊行されたとき、大阪からただ1軒、「三つ星」と評価されたのは、開業してわずか1年5カ月の米田肇さんのレストランだった。12年にはフランス料理の看板を下ろしたが、米田さんの店「HAJIME」は、調理技術と芸術性などが高い評価を得て、イノベーティブ(創作料理)のカテゴリーで再び三つ星に返り咲いて今に至る。

 レストランで腕を振るう一方で、新型コロナウイルスの感染拡大で苦境に陥った飲食業界のために休業補償を求める署名活動を始めたり、他分野とのコラボレーションに乗り出したりと活動は幅広い。ガストロノミー(美食)を通じた社会貢献を追求する米田さんに話を聞いた。

    ×    ×    ×

 能登半島地震が起きた1月1日、石川県の輪島でレストランを営んでいる専門学校時代のクラスメートにすぐ連絡を取り、被災地のためSNSで発信を始めた。日本の飲食業団体を窓口にした支援基金を立ち上げ、「被災地ではまず温かい食事が大切」と、米国の食料支援団体ワールド・セントラル・キッチンを能登で炊き出しをする料理人らにつなぐなど、後方支援に徹した。「能登では地元のシェ...

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