今月上旬に出荷が始まった日南町特産の「日南トマト」の生産者らが27日、米子市で平井伸治鳥取県知事と面談した。過去最高だった昨シーズン並みの2億円の売り上げを目指していることなどを報告した。
同町は県内最大のトマトの産地。今季は38人が約5・2ヘクタールで栽培している。
この日は、JA鳥取西部日南トマト生産部の岩田真也部長(40)と同JAの中西広則組合長、中村英明町長が新規就農者の確保など産地での取り組みや販売状況を説明した。
岩田部長は生育、販売ともに順調に推移しているとし「コスト高で環境は厳しいが、技術や知識を継承し、若い人が参入できるよう頑張りたい」と述べた。
トマトを試食した平井知事は「さわやかな甘みとほのかな酸味が夏にぴったり。先進的な農業や研修に取り組んでおり、さらに評価が上がるよう応援したい」と語った。