平山郁夫さん 大作圧倒 島根県立美術館で企画展

 シルクロードを描いたことで知られる日本画の巨匠、平山郁夫さん(1930~2009年)の企画展「平山郁夫 未来へのキャラバン-シルクロードから日本、そして出雲へ」が、松江市袖師町の島根県立美術館で開かれている。作品や収集品計113点を展示し、平山さんの多彩な業績を紹介している。3月10日まで。

 平山さんは広島県で生まれ、15歳の時に被爆した。画家を志し、平和への祈りから仏教を題材に活動。1998年には文化勲章を受章した。

 展示は3章構成。「シルクロードへの道」と題して、シリアのパルミラ遺跡とラクダの隊列を描いた代表作「パルミラ遺跡を行く・朝」を展示。縦1・7メートル、横3・6メートルの大作に、来場者が圧倒されている。日本の風景の章では、島根を題材にした晩年の大作「八雲立つ 出雲路古代幻想」が鑑賞できる。

 観覧料が必要。2月11日を除く火曜日は休館。学芸員による展示解説が1月25日、2月9日、3月8日にある。

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