鳥のさえずりに耳澄ます 大山でバードウオッチング

 新緑がまぶしい国立公園・大山(1729メートル)で21日、「バードウオッチングin大山2023」(NPO法人日本野鳥の会鳥取県支部主催、宿坊山楽荘共催、新日本海新聞社特別後援)が開かれた。県内外から参加した62人が大山寺周辺を散策しながら、野鳥の声に耳を澄ませ、その姿を楽しんだ。(久保田恭子)

 戦後間もない1947年に始まった歴史ある探鳥会。この日は好天に恵まれ、参加者は集合場所の山楽荘(大山町大山)から県支部会員の案内で4班に分かれて出発した。

 このうち、大山寺橋から阿弥陀堂、南光河原などを巡る比較的初心者向けのコースには15人が参加。大山寺橋から佐陀川を舞うイワツバメと街中のツバメとの違いを観察し、木立の中へ。土居克夫支部長から足元の植物や大山寺の歴史についても学びながら、鳥たちのさえずりに耳を傾けた。ブナ林の妖精といわれるキビタキや、日本三鳴鳥のオオルリなどを双眼鏡でとらえ歓声を上げた。

 午前9時から約2時間半の散策で、各班が確認した鳥は33種。岡山県倉敷市から両親と参加した小学3年生の鈴木力君(8)は「オオルリが見られてよかった。もっといろんな鳥を見たいと思った」と、野鳥への関心を深めていた。

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