訪れてみたい魅力的な日本遺産1位に 三朝町の六根清浄と六感治癒の地

 「第1回日本遺産アワード」が5日発表され、「これから訪れてみたい魅力的な日本遺産」部門で、三朝町の「六根清浄と六感治癒の地~日本一危ない国宝鑑賞と世界屈指のラドン泉~」が1位に輝いた。前日に発表された日本遺産の認定継続と重点支援地域への格上げに続く朗報に、関係者から喜びの声が上がった。

 同アワードは、日本遺産普及協会(東京都)が日本遺産の魅力発信などを目的に創設。昨年12月時点で認定されていた104件の中から、検定に合格した「日本遺産ソムリエ」173人が投票で部門ごとに3地域を選んだ。

 同町の六根清浄と六感治癒の地は、国宝投入堂を有する三徳山への参拝と世界有数のラドン含有量を誇る三朝温泉での入浴で、心も体も癒やすというストーリー構成。険しい三徳山の「日本一危ない国宝」というキャッチフレーズもインパクトが大きく、高評価のコメントが寄せられた。

 相次ぐ朗報に三朝温泉観光協会の新藤祐一顧問(68)は「町や関係団体の努力が認められたようで大変ありがたい。少しでも町のにぎわいにつながれば」と観光誘客でのプラス効果を期待。三徳山三仏寺の米田良中住職は「『訪れたい』と思ってもらえたことに応えるため、官民が連携した取り組みを続けたい」と気を引き締めた。

 松浦弘幸町長は「交流サイト(SNS)などで情報発信してくれた来町者にノベルティーを用意するなど、誘客を促進する仕組みも考えたい」と話した。

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