JA鳥取中央(上本武組合長)が小学生に農業体験の場を提供する「あぐりキッズスクール」(新日本海新聞社特別後援)の開校式が19日、北栄町由良宿の同JA大栄支所で開かれた。児童らは12月までの計9回に渡り、楽しく「食と農」のつながりを学ぶ。
今期は倉吉・三朝クラスと湯梨浜・北栄・琴浦クラスに計40人が入校した。同JA職員や倉吉農業高の生徒らのサポートで田植えや稲刈り、スイカや梨の収穫、大阪中央青果の見学など多彩な体験を予定している。
式では、校長の上本組合長が「自然とふれあい、農業について学ぶことを通じて豊かな心と健やかな体を育んでほしい」と呼びかけ、活動が学校や家庭で役立つことを願った。
式終了後は北栄ドリーム農場(同町西園)に移動し、真っ赤に色づいたいちご「紅ほっぺ」の収穫を体験した。同スクールに初めて参加したという関金小3年の宮本瞬さん(8)は「いちごが甘くておいしかった。どの体験も面白そうだけど、卸売市場の見学が1番楽しみ」と笑顔で話した。