スタッフ全身鳥取色 「あいサポ」とコラボも 大阪・関西万博

 大阪市の人口島・夢洲で開催中の大阪・関西万博で、鳥取県ブースの案内を担当するアテンダントスタッフの衣装には「鳥取らしさ」が詰まっている。鳥取砂丘の砂を使ったメイン展示だけでなく、衣装からも鳥取の取り組みを伝える。

 アテンダントスタッフの正装で目を引く首に巻いたストールは、障害のあるアーティストのアートをデザインとして仕上げる「山陰ご当地フォントプロジェクト」の絵柄(パターン)を採用して、6種類を準備した。地域の誰もが障害のある人と共に生きるサポーターになる取り組みで、県独自の「あいサポート運動」が背景にある。

 同プロジェクトを展開するCOOD CREATORS(クッドクリエイターズ、米子市)の遠藤亨代表は「デザインに込められたストーリーを理解してもらえたら、障害のある作家のアートへの認知が広がっていく」と期待した。

 緑色のベレー帽は「まんが王国とっとり」の漫画家や二十世紀梨をイメージ。上下の服の色は、鳥取砂丘の砂を表現した。県関西本部大阪・関西万博課の亀谷雅俊課長は「アテンダントスタッフの衣装も含めて展示を楽しんでもらい、鳥取に足を運んでもらえたら」と話した。

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