字が変わる、卑下していた自分を認める 「からだ 世界」(13)手書きの人

幼い頃の思い再燃、39歳でペン字教室へ やがて自ら講師に

  •  ペン字教室を開いた初日、体験で訪れた一人一人に漢字の書き方を指南する永井玲子(右から2人目)。「まっすぐな線を書くように意識してみて」と語る=2025年2月、大阪市(撮影・林昌三)
  •  ペン字を習う前に使っていた仕事用のノート(右)と、納得のいく字を書けるようになってからの練習帳=2025年2月、大阪市(撮影・林昌三)
  •  永井玲子(左)と書道家の三都華子=2025年2月、大阪市(撮影・林昌三)
  •  ペン字を指南する永井玲子=2025年2月、大阪市(撮影・林昌三)
  •  永井玲子の年表

 ずっと自分の字にピンとこなかった。汚いわけではないが、きれいだとも思えない。永井玲子(ながい・れいこ)(43)は、その現実を突きつけられるたびに嫌な気持ちになった。才能がないと諦めていた。

 39歳の...

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