50組が個性的な鳴き声を披露 鳥取・湯所神社でタゴガエル鳴きまね大会

 湯所神社(鳥取市湯所町1丁目)の本殿裏に生息するタゴガエルの鳴き声をまねる「全日本タゴガエル鳴きまね大会」(実行委主催)が6日、同神社で開かれた。県内外から過去最多の50組が出場し、自慢ののどで個性的な鳴き声を披露した。

 タゴガエルはアカガエル科に属し、山地の渓流や林野に生息。2019年に同神社裏の水場で発見された。住宅地で見つかるのは珍しく、22年には地元有志が保存会を立ち上げた。

 鳴きまね大会は保存会がコロナ禍明けに大声を出せるイベントとして企画し、今回で3回目。全国から参加を募りタゴガエルと自然環境の大切さを発信しようと、今回から大会名に「全日本」を付けた。

 大会には市内のほか広島県や奈良県などからも参加者が訪れ、ステージで次々に鳴きまねを披露。カエル風のコスチュームやイラストを手に「クワックワッ」「ゲコゲコ」「ゴロゴロ」とさまざまな鳴き声でタゴガエルへの思いを表現した。

 同市江崎町の県職員、羽田直樹さん(50)は長女の茉莉花さん(11)とパフォーマンスし、出場3回目で初優勝。羽田さんは「子どもがうまくカバーしてくれて優勝できた。大会をきっかけに地域が盛り上がってくれたら」と話した。

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