ゴールデンウイーク(GW)明けに仕事や勉強に集中できなくなったり、無気力に悩まされる、いわゆる「五月病」の時季を迎えた。新年度が始まって1カ月余りがたった大人だけでなく、新学期を頑張ってきた子どもも不調を訴えることが多く、専門機関などは早めの相談と対応を呼びかける。
この時季にみられる、体の不調や意欲減退などの症状を総称する五月病について、県立精神保健福祉センター(鳥取市江津)の原田豊所長は定義はないと前置きした上で「1カ月頑張った疲れと新たな環境への変化に適応できなかったり、理想と現実のギャップに直面したりして気力の低下や不眠といった変調が表れる」と解説する。