中島広光前鳥取大学長の退任記念祝賀会が17日、JR鳥取駅前のホテルニューオータニ鳥取で開かれた。6年間にわたり「知と実践の融合」の理念のもと地域貢献や地方創生に尽くした功績や人となりを出席者がたたえた。
祝賀会には、原田省新学長ら大学関係者をはじめ、地元政財界などから約100人が出席した。
鳥取環境大の小林朋道学長や鳥取大振興協力会の安田和雄会長らが、温厚で包容力のある人柄や厳しさを増す大学運営に尽力した功績を紹介。県内19市町村と包括協定を結ぶなど地域・社会貢献に重きを置き、特にコロナ禍に学生や教職員の健康・安全を守ることに力を入れたことなどを振り返り、たたえた。
中島氏は「鳥取大学に助手として赴任して以来、好きな研究を経て農学部長、理事・副学長、学長と44年間多くの人に恵まれ、無事全うすることができた」と感謝の言葉を述べた。