やくもにブルーリボン賞 鉄道友の会 新型車両デザイン評価

 JR西日本の特急やくもの新型車両273系が22日、鉄道ファンらでつくる「鉄道友の会」のブルーリボン賞に選定された。安全性と信頼性が確保された先進の機器構成や、車体の独自デザインが評価された。

 同賞は、前年に国内で営業運転を開始した新型や改造車両から、選考委員会が候補の車両を選んだ上で会員が投票し、選考委の審議によって選ばれる。JR西は、2018年に35系客車が同賞に選ばれるなど、複数回受賞している。

 273系は昨年4月に運行が始まった。国内初採用の「車上型制御付き自然振り子方式」で曲線通過時の快適性が向上し、乗り物酔い評価指標が最大23%改善した。座席間隔を広げ、グループ向け座席「セミコンパートメント」を設置。防犯カメラと車体の衝突安全対策を強化するなど、安全性を高めた。

 同社は「受賞を励みに、より安全で快適なサービスを提供していく」とした。

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