鳥取華道連合会(入江邦子会長)の生け花展が22日、鳥取市のとりぎん文化会館で始まった。連合会を構成する8流派の会員による伝統を重んじつつ個性が光る力作がずらりと並ぶ。23日まで前期展示で、作品を入れ替えた後期は24~25日。
フリースペースとイベントホールで開催しており、作品点数は前後期合わせて108点に上る。
ユリやシャクヤク、バラなど色も形も多彩な花と草木が、花器との組み合わせで独特の世界観を主張。鮮やかな色合いのヒマワリと荒々しい竹の根の対比が楽しめる作品、丸めた7色のクラフト紙を置き現代美術のような風情を醸す作品もある。
入江会長は「同じ花材を使っていても、流派、作者によってこうも違う作品ができることが魅力」と話した。午前10時~午後5時。23日と25日は午後4時まで。