秋の収穫を楽しみに 伯耆町で親子連れらが田植えに挑戦 米フェスタ2025

 親子で田植えに挑戦して米や農業への理解を深めてもらう「米フェスタ2025 おいしい米づくりにトライ!」(米フェスタ実行委員会、JA鳥取西部、新日本海新聞社主催)が25日、伯耆町丸山のふれあい交流田で開かれた。県内外の親子連れなど約160人が参加し、秋の収穫を楽しみに苗を植えた。

 米フェスタは春の田植えから秋の収穫祭までの年間イベントで、今年で38回目。開会式では実行委員長の中西広則JA鳥取西部組合長が、昨今のコメの価格高騰の問題にも言及しつつ「きょうの体験でコメ作りの苦労とともに、コメが本当にわれわれに必要な食物だということを理解していただければ」とあいさつした。

 この日はあいにくの雨となったが、参加者は水を張った約20アールの田んぼにはだしで入り、丸山集落営農組合の組合員にこつを教わって田植えに挑戦。1列に並んでコシヒカリの苗を丁寧に植え、子どもたちは手足を泥だらけにして「できた」と笑顔を見せた。水路では魚のつかみ取り体験もあり、同組合女性会がカレーライスを振る舞った。

 日吉津小2年の松田陽太さん(7)は「初めてだけどうまくできた。泥が温かかった」と話した。

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