ヨルダン館からお客様 「砂同盟」交流、砂丘を案内

 開会中の大阪・関西万博を連携して盛り上げようと、鳥取県と友好協定「サンド・アライアンス(砂同盟)」を結んだヨルダン館のシファ・ズグール・ハッダード政府代表代行が25日、鳥取市の鳥取砂丘を訪れた。鳥取砂丘ビジターセンターで歓迎式典があり、友好交流の促進を確認した。

 式典では、平井伸治知事が国指定伝統工芸品「弓浜絣(ゆみはまがすり)」のテディベアを、シファ氏がヨルダンと鳥取砂丘の砂を使った置物を、相互に贈った。

 シファ氏は同センター内を見学し、鳥取砂丘やヨルダンの砂漠地帯の保護区「ワディ・ラム」の砂を展示するコーナーでは、砂の粒の細かさの違いなどを熱心に眺めていた。その後、平井知事と共に砂丘を散策し、ひときわ高い丘「馬の背」に登るなど雄大な自然を満喫した。

 シファ氏は「素晴らしい体験となった。鳥取とヨルダン館の特別な友好をさまざまなチャンスとしたい」と期待。平井知事は「万博は国境を越えた交流を持てる機会。ワークショップなどを通じて末永い交流ができれば」と話した。

 シファ氏は26日まで県内に滞在し、三朝町の三徳山や大山周辺も視察する。

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