第三セクターの智頭急行（智頭町智頭）が実施している、特急スーパーはくとの助士席乗車「前頭添乗体験（プレミアムハザ）」が人気を呼んでいる。実施期間を昨年までの５、１０月の２カ月から５～１１月の７カ月間に拡大しており、同急行では「特別席での旅を楽しんで」と呼びかける。
プレミアムハザは、特急スーパーはくとの先頭車両の最前列、運転席横の助士席に乗り込んで、先頭からのパノラマビューを乗客として独り占めできる。通常は移動目的の乗務員が利用する助士席だが、空席のまま走行することも多く、昨年５、１０月にもプレミアムハザを実施したところ、情報解禁早々に予約が埋まり、キャンセル待ちになる人気となった。
今年は５～１１月の第２、４週の土日、いずれも智頭駅発の午前９時２１分と午後２時５０分の２コースで実施。定員は各コース１人（１５歳以上）で料金は３万円（別途往復運賃が必要）、予約の受け付けは前月の第２土曜日に開始する。
少し高めの価格設定にもかかわらず、今回実施中の５、６月開催分も売れ行きは好調で、６月分はキャンセル待ちのコースもある人気ぶり。同社担当者は「全国的にも珍しい取り組みなので、ぜひ最前列で普段は見られない景色を堪能してほしい」と呼びかけている。
