大森均の釣れ釣れ草

余呉湖で3人合わせて600尾!

2021年1月15日
余呉湖の釣り風景

 厳しい冬にはファミリーフィシングの対象となる魚はわずかに限定される。女性や子どもでも手軽に楽しめるとなると、ほとんど皆無に近い。しかし、1〜2月がベストシーズンのワカサギ釣りは、100尾単位の釣果が期待でき、ベテランになると4ケタ釣果も時にはある。氷結した湖での穴釣りのイメージがあるが、関西では管理釣り場の桟橋からの釣りが中心になっている。

 回遊してくると、あの可憐(かれん)な魚体が鈴なりになって上がってくる。「天ぷら」「南蛮漬け」「つくだ煮」などにするが、おすすめは大サジ2杯の小麦粉に小サジ1杯のカレー粉を混ぜサラダ油で揚げ塩を振って食する「カレー揚げ」は絶品。あとはくれぐれも防寒を万全にして出かけること。

▽至る所にカイロ貼り

 6日、茨木市の沢田俊郎さんは、親戚の釣り好き2人と余呉湖へワカサギを求めて釣行した。開門は6時でも混み合って釣り座がなくなるとの情報で、早朝4時に集合し出発。3年前、あまりの寒さに早々に切り上げた苦い経験から「体の至る所にカイロを貼り付けて行きました。防寒については『これでもか!』というくらいにしたつもりです」とのこと。

 この釣り場は、余呉湖に作られた桟橋の上から行うのだが、川並桟橋、江土桟橋と呼ばれるこの桟橋の広さが尋常ではない。収容人数は600人という関西屈指のワカサギ釣り場の川並桟橋中央に釣り座を構え、とにかく釣り始めた。

▽可憐な魚体が

 「ピリ!ピリ!」竿(さお)先を震わせたのは釣り始めて15分ほど過ぎたときだった。7〜9センチに成長した可憐な魚体が5尾、ちょうどこいのぼりがたなびくように上がってきた。ワカサギは回遊魚で、通常群れで行動している。「すぐにいとこたちにもアタリがあるかと思いましたが、素通りするかのように私にばかり釣れ続きました」と、沢田さんはちょっと得意そうに語るが、その後、隣で釣っていたいとこたちは我慢できず、釣り場を移動し始めたという。しかし、釣れている様子を見てから移動するので、後手、後手の後の祭り状態。この日は結局、沢田さんが400尾、いとこ2人合わせて沢田さんの半分程度という釣果だった。

▽天ぷらを囲んで

 「午後5時に自宅に戻ってみると、一族郎党総勢9人がワカサギの到着を待ち構えていました。われわれ3人を加え、天ぷら、カレー揚げ、南蛮漬けを囲んで二つのテーブルに分かれて食事会をしました。元日にも親戚が集まりましたが、それ以上に盛り上がりました」。

 さらに沢田さんはこの日を振り返って「周りを見ると、他の釣り人も移動しながら釣っている人が多かったですが、必ずしも移動が功を奏するとは限らないと思いました。1カ所でじっくり構えたことが結果として他の2人よりよい釣果を得たようです。また、誘いを頻繁にかけたこともよかったようでした」と笑顔で結んだ。

週末のイチオシ気配

■船(1)■北港・大阪

 マアジ午後ショート便好調。同魚24〜28センチ20〜40尾見込める。サオ3〜3.5メートル、道糸PE1.5〜2.0号、オモリ30号、サビキ8号。要予約。▽ヤザワ渡船=電話06(6573)7712

■船(2)■石鏡・三重

 引き続きヒラメ好調。上之島で同魚40〜70センチ3〜7尾。他にスズキ、メジロなど交じる。オモリ60号、ハリス6号。エサは生きイワシ。要予約。▽幸徳丸=電話090(7303)5080

■船(3)■明石・兵庫

 ガシラ狙いが手堅い。同魚18〜30センチ20〜40尾にメバル18〜28センチ3〜5尾。別船のタチウオ(70〜110センチ)も15〜30尾。要予約。▽名田屋乗合船=電話078(912)7211

■船(4)■里波見・京都

 高級魚アマダイ期待。冠島周辺に出て同魚25〜45センチ5〜10尾にレンコダイ1〜5尾交じる。要予約。▽新幸丸=電話0772(28)0160

■磯■串本・和歌山

 グレ全般的に不調も串本一帯が期待持てる。樫野のナダの大島、出雲崎のジンヨモ、串本大島のヒドコ尾など好釣果出そう。▽「樫野」池畑渡船=電話0735(65)0751▽「出雲崎」谷口渡船=電話0735(62)0890▽「串本大島」芝渡船=電話0735(65)0811

■波止(1)■妻鹿・兵庫

 フカセ釣りでチヌ堅調。5番テトラ側で同魚40〜50センチ2〜8尾、エサはオキアミ。他にグレ25〜32センチ5〜15尾。▽日の出渡船=電話0792(46)3030

■波止(2)■垂水一文字・兵庫

 ガシラ(15〜25センチ)狙いならサバの切り身や冷凍の小魚を餌にし、メバル・アブラメ狙いならシラサエビと釣り分ける。今はガシラが中心。同魚18〜23センチ20〜30尾。▽船長丸渡船=電話078(707)7181

■投げ■岸和田・大阪

 カレイはまだ大丈夫。サイズは20〜35センチが5〜10尾期待できる。今週末ラストチャンスか?13日、沖の北で20〜37センチ7尾。▽岸和田渡船=電話0724(36)3949

■ワカサギ■余呉湖・滋賀

 今年に入り絶好調。江土桟橋では連日500〜800尾の竿頭。12日1326尾。水温5度。鈎サイズは2号を中心に。▽余呉湖漁協=電話0749(86)3033

 (大阪日日APG 川崎禎昭)



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