大森均の釣れ釣れ草

愛艇でカレイ釣り

2021年11月19日

釣り人生最大の37センチを室津沖で

記録更新の37センチのカレイ(手前)

 晩秋から冬の釣りの代表的な対象魚、カレイ。この魚は、地合(魚の就餌活動が活発になる時間帯)のメリハリがはっきりしている。また、海底の起伏や波止等の人工構造物の影響で潮の流れに変化が起こる潮目と呼ばれる場所で集中的に釣れるのもこの釣りの特徴である。例年11月から東播で釣れ始め、中旬に泉南あたりでも姿を見せる。関西では投げ釣りが中心であるが、関東ではこの釣り専門の乗合や仕立船が各地の港にあるほど、船釣りの人気が高い。これから年明け松の内までが最盛期だ。

▽嫁さんの次に大切

 どうしても関西でカレイ狙いの船釣り、となれば自前のボートで行くしかない。ライトタックルで狙う船釣りは、その繊細さにおいて投げ釣りファンを転向させるほどの魅力がある。数年前にもこの欄に登場した門真市の山地彰浩さんも投げ釣りからの転向組だ。前回の内容の記憶は薄いが、26フィートの愛艇を「嫁さんの次に大切です」と言っていたことはよく覚えている。

 14日、山地さんは、網干ボートパークの繋留地を午前6時半に出た。当日は、海岸線から200メートルラインを平行に探って東二見の沖まで移動し、状況次第で淡路室津沖まで転戦する、という大まかな作戦を立てていた。船に装備された機器にはこの数年にカレイが良く釣れた場所をマーキングしてある。その1番目にマークされたポイントで竿を出し終えたのは7時を少し過ぎていた。

 「そのポイントは、昨年11月の中旬に32センチを頭に手のひら級までを9尾釣った絶好の場所です。期待していましたがここでは外道のガッチョが1尾のみ。数回の移動を繰り返しながら東二見の港の沖に来た時点でもカレイの姿は見えず、ガッチョが2尾。時期的に少し早かったなあ。今日はダメかと諦めていました」と、山地さん。

 迷ったらしいが、ここで思い切って淡路室津沖に転戦したのが正解だったようだ。「連発というようなわけにはいきませんでしたが、午後2時の納竿近くに最長寸の37センチと29センチの良型が2尾釣れました。過去には、最大30センチ前後を2尾しか釣ったことがありません。この37センチは、今まで40年の釣り人生最大の大物でした。2尾と尾数には不満でしたが、この大物で帳尻が合いました」と電話の向こうで声が弾んだ。

▽見切りを早く

 マイボートの釣りについて、要点を伺うと「室津沖でも6、7カ所ほどポイントを移動しましたが、よく釣れたポイントは1カ所でした。反応がない時は速攻で移動。見切りを早くつけて次々移動することが素人船頭の釣りのコツです」と山地さんはキッパリ。

 さらに「タチウオやアジのような職業漁師のような勘と知識がいるような釣りは、魚探で海の中を探すより釣り船のかたまっている場所を探します。一から素人がポイントをつかむのは無理です。魚探より望遠鏡が必要です」と、にっこり。なるほど。魚を探すより釣っている船を探すほうがそれをしのぐ結果を導ける、ということのようだ。

週末のイチオシ気配

■船(1)■谷川・大阪

 タチウオが再び上昇気配。同魚75〜110センチ30〜40尾期待できそう。16日、70〜110センチ43尾が竿頭。タチウオテンヤ40号。要予約。▽おおせき丸=電話072(492)1215

■船(2)■田辺・和歌山

 キンメダイ堅調。同魚10〜15尾にクロムツ1〜5尾まじる。貸道具ありクーラーひとつでOK!別船でバチコンアジングなども出船中。要予約。▽貴丸=電話090(6242)8507

■船(3)■東二見・兵庫

 呑ませの青物期待できる。メジロ2〜10尾、10尾に1尾はブリクラス。別船のタチウオは、70〜115センチ15〜30尾。要予約。▽名田屋乗合船=電話078(912)7211

■船(4)■阿尾・和歌山

 日ノ岬沖に出て秋イサギ狙える。同魚25〜38センチ25〜50尾見込める。15日、27〜38センチ46尾。別船でマダイ狙い(1〜5尾)も出船中。要予約。▽共栄丸=電話0738(64)2318

■磯(1)■大引・和歌山

 フカセ釣りグレ狙いが楽しめる。16日、ヒジキ島で同魚27〜33センチ13尾。エサは、オキアミボイル。水温20度前後の今がチャンス!▽村井渡船=電話0738(65)1041

■磯(2)■熊野・三重

 水温20度切る手前でグレ気配濃厚。スズコ、銚子、吉八、マブリカなどでグレ30〜40センチ2〜8尾。そろそろ良型の一発がありそう。▽まるせい丸=電話0597(89)3011

■筏■戸津井・和歌山

 アイゴ好調。16日、湾内の筏で同魚27〜35センチ8尾。エサは酒カス。船外機付きボートで2人連れがエギングでアオリイカ20〜25センチ7ハイ、甲イカ15センチ3バイ。▽つるしま丸=電話0738(66)0234

■波止■妻鹿・姫路

 8番でグレ好調。フカセ釣りで同魚25〜33センチ5〜10尾見込める。他に7番ケーソン側で投げ釣りでカレイ25〜30センチ1〜3尾。▽日の出渡船=電話0792(46)3030

■投げ■垂水西舞子海岸・兵庫

 カレイさらに上昇気配。現在は20〜30センチのマコガレイが主体(2〜3尾)であるが、40センチ級の一発が期待できる。エサは、マムシ。▽まるは垂水店電話=078(705)0841

 (大阪日日APG 川崎禎昭)



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