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食と健康 高い関心 機能性健康米協会がシンポ

2017年4月4日

 米飯食による健康づくりを目的とした一社法人「機能性健康米協会」(理事長、寺下達夫・近畿大名誉教授)の第2回シンポジウムが大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目のあべのハルカス会議室で開かれた。会員約100人が出席し、第1回助成金研究成果の発表と記念講演が行われた。

食と健康の関係について講演する釘田社長(右)

 助成金研究として認められたのは、安澤俊紀・近畿大農学部契約助手の「金賞健康米による生活習慣病予防効果」と、宮澤紀子・東京農大地域環境科学部助教の「金賞健康米を活(い)かした製パン」など3件。3月24日のシンポジウムに出席した安澤助手は「米抽出物でがん活性化因子を抑制する効果が認められる」とし、宮澤助教は「金賞健康米を小麦粉に加えて製パンするすることで膨らみは低下するが味はおいしくなる」と研究成果を発表した。

 金賞健康米とは、近大農学部が幸南食糧(本社・松原市)と共同開発した胚芽の持つビタミンや食物繊維を損なわずに精白米にした市販品。

 記念講演は、和泉修の芸名でバラエティータレントとして活動する釘田修吉ワッツフレンズ社長が「お米で長生きできれば思うツボ」と題して登壇。「現代の日本人は諸外国に比べ、薬材やサプリなどでさまざまな成分を過剰摂取している。西洋医学一辺倒で治らない疾患は多い。日本のような農耕民族と西洋の狩猟民族では体の作りが根本的に異なる。体調の悪い時にお米を使ったおかゆを食べることは経験的に意味がある」と話した。

 釘田社長は元プロボクサーとしての経験から、健康と食事の関係に興味を持ち、独自の研究で施術を体得して奈良でサロンを開いている。参加者は終了後も次々質問するなど“食と健康”への関心は高く、「偏ったダイエットより、米食を含めたバランスのよい食事の大切さが分かった」と話していた。