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当事者の視点大切 セックスワーカー権利擁護養成講座

2017年11月14日

 性風俗で働くセックスワーカーの権利を擁護する「アドボケーター」の養成講座が大阪市中央区大手前1丁目のドーンセンターで開かれた。支援団体の代表者やセックスワーカーの当事者、大学の研究者らが、セックスワークに関する犯罪被害や権利擁護の在り方などについて講演。約30人の参加者が真剣な表情で耳を傾けた。

講師を務めるSWASH代表の要さん

 講座は、セックスワーカーの安全と健康のために活動する支援団体「SWASH(スウォッシュ)」と、性暴力サバイバーらによる当事者団体「レイプクライシス・ネットワーク」が共催。差別や性暴力、孤立、労働環境などに苦しむ当事者を支援する上での知識や留意点を伝えようと4、5日に企画した。東京で4月に初開催し、大阪が2カ所目となる。

 2日間で14人の講師が、法律や性感染症、性的少数者(セクシュアルマイノリティー)のセックスワーカーなどに関する計11講座を担当。講師を務めたSWASH代表の要友紀子さんは「『どうしてセックスワーカーになったのか』『どうすれば別の仕事に就けるのか』の視点ではなく、働いている人が、今、何に困っているかという当事者の視点が大切だ」と強調した。