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内申書ミス 4人不合格 府立高一般入試

2018年4月14日

 大阪府教育庁と茨木市教委は13日、2018年度大阪府公立高校入試の一般選抜で、茨木市立中学校の1校が生徒132人の内申書の各教科の評定を誤って記載した結果、府立高を希望していた同市内外の計4人が不合格になっていたと発表した。今後、生徒の意向を踏まえ改めて入学し直せるようにする。

会見で謝罪する岡田教育長(左から2人目)ら=13日、府庁

 府教育庁と同市教委によると、この中学の卒業生が一般選抜の学力検査の得点と内申書の評定の開示を在籍高校に求めたところ、中学から伝えられていた内容と違うのに気付き9日に発覚した。

 この中学では、197人が一般選抜を受験。このうち府立高23校に提出した内申書に誤りがあった。

 3月実施の一般選抜用には本来、府内統一の専用ソフトを使い、3年生の学年末の評定データを取り込む必要がある。しかし、入力を担当した進路指導教諭は、2月の特別選抜向けに取り込んでいた17年12月末時点のデータを出力していた。

 作成した調査書は、担任と校長、袋詰めの際と計3回点検する機会があったが、データは正確に取り込まれていると思い込み、確認していなかった。

 同市教委関係者は12日、対象の生徒と保護者に謝罪。私立高の入学金など補償を含めて対応する。府教育庁は、それぞれが希望していた計4校に入学し直せるようにし、合格者を追加として新たに不合格者を出すことはしない。

 同市教委は今後、内申書の確認に関するマニュアルを整備し、全中学に導入するなどの対策を講じる方針。府教育庁は関係者の処分を検討する。府庁で会見した同市教委の岡田祐一教育長は「本来合格となるところを、傷つけて本当につらい思いをさせてしまい、心よりおわびを申し上げる」と謝罪した。