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「北梅田駅」工事現場公開 23年春開業予定

2018年5月18日

 JR西日本は17日、大阪駅北側のうめきた2期区域に建設している新駅の工事現場を、報道関係者に公開した。東海道線支線の地下化に伴う新駅設置で、2023年春の開業を予定。新線が開通すると、京都や新大阪から大阪・キタを経由し、関西空港まで直結する。関空から入国する訪日外国人の需要拡大も見込まれる。

公開された北梅田駅(仮称)の工事現場で報道関係者の質問に答える藤原所長(中央)=17日、大阪市北区

 工事は15年に着工した。JR在来線特急の「はるか」「くろしお」と、貨物列車が運行している現在の東海道線支線を移設し、うめきた地下に「北梅田駅」(仮称)を設置する。

 新駅設置により、キタから関空へのアクセスは現在より15分程度短縮される見通し。路線地下化に要する総事業費は約540億円。

 最深部となる地下2階部分に当たる地下15メートル地点では、幅40メートルの空間を掘削。底面をコンクリートで下ならしし、地盤を押さえるために壁面を鉄骨で支えた状態になっている。

 今後、長さ約200メートルのプラットホームを上下線それぞれに設置し、地下1階部分にコンコースを設ける予定だ。工事の進ちょく率は新駅部分が約30%、支線の地下化全体では約20%が完成しているという。

 JR西日本大阪工事所の藤原慶信所長は「これから工事は本格化する。より一層、事業者と連携し、安全優先で仕事を進めていきたい」と展望した。

 さらにJRと南海、阪急の両私鉄は大阪市内を縦貫する「なにわ筋線」の整備を見込んでおり、新駅と接続する予定。31年春の完成を目指している。