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初の関西紅白オペラ歌合戦 “オール関西”歌の祭典

2018年8月17日

 大阪市北区のザ・シンフォニーホールは年末、初の「関西紅白オペラ歌合戦」を開く。大みそかに放送される長寿歌番組「紅白歌合戦」よろしく、男女対抗形式のコンサートで、最後には審査員や聴衆が紅か白かに投票。「続けていって根付かせる。話題になるような演奏会にしていきたい」(喜多弘悦・同ホール音楽総監督)と大張り切りだ。

握手を交わす紅組の斉藤言子(左)と白組の田中勉=大阪市北区のザ・シンフォニーホール

 関西でクラシック音楽を“文化”として社会に浸透させるには、「従前の聴衆とは違うエリアの人たちに分かりやすく、楽しいと思ってもらえるもの」(喜多総監督)を新しく企画することが必要とし、実現にこぎ着けたのが「関西紅白オペラ歌合戦」だ。

 大阪交響楽団、関西二期会、関西芸術振興会・関西歌劇団、堺シティオペラと協力し、“オール関西”で年末の新しい風物詩となることを目指す。出演者は一線で活躍する関西ゆかりの実力派が、ベテランから若手まで勢ぞろい。豪華な歌の祭典となる。

 紅組の指揮は石※真弥奈で、ソプラノの石橋栄実、鬼一薫、木澤佐江子、北野加織、斉藤言子、梨谷桃子、並河寿美、畑田弘美、メゾソプラノの荒田祐子、橘知加子、山田愛子が出演。

 オッフェンバックの歌劇「ホフマン物語」より「舟歌」や、チレアの歌劇「アドリアーナ・ルクヴルール」より「開けてください〜愛していると。ええ、不安と燃え上がる激情で」など「二重唱が聴きどころ」と“組長”の斉藤。「見た目にも楽しいはず」と言うから“衣装対決”も?

 一方、白組の指揮は柴田真郁で、カウンターテナーの村松稔之、テノールの清原邦仁、小餅谷哲男、谷浩一郎、二塚直紀、バリトンの田中勉、西尾岳史、萩原寛明、桝貴志、森寿美、バスの湯浅貴斗が出演。田中は「どの方も得意の歌を用意し、1回目にふさわしいプログラム」と胸を張る。

 モーツァルトの歌劇「フィガロの結婚」より「恋とはどんなものかしら」を、女性ではなくカウンターテナーの村松が歌うのも注目だ。「出演者自身も楽しみな演奏会になる」と田中。

 「チケットノルマのない演奏会で、歌い手には歌に集中してもらう」と喜多総監督。「成功するまでやめない。それくらいの意識でやっていけば根付いていく」と力を込めた。

 司会は羽川英樹、管弦楽は大阪交響楽団。12月29日午後3時開演。S席7020円、A席5940円、B席4860円。問い合わせは電話06(6453)2333、ザ・シンフォニーチケットセンター。

 ※は山ヘンに竒