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栄光のゴール 大阪中学校駅伝、有力校紹介

2018年11月9日

 「第69回大阪中学校駅伝競走大会」「第40回大阪中学校女子駅伝競走大会」(大阪府教育委員会・大阪中学校体育連盟・大阪陸上競技協会主催、大阪日日新聞、週刊大阪日日新聞社後援)は11日、大阪市東住吉区のヤンマーフィールド長居を発着点とする長居公園周回コースで開かれる。全国大会出場を目指し、府内各地区の代表として争う男女150校の中から有力校2校を紹介する。

距離とスピード練習の双方を取り入れ本番に備える山田東
2連覇を目指し練習に励む田尻

エース復調 万全の布陣
男子・山田東 吹田市

 エースの欠場で予選突破すら危ぶまれた地区大会で、潜在力と存在感を強くアピールした。府内トップ校を追い、「ロードでは勝負できる」と算段が付いた。勢いを持ち込み、予選3位からの“下剋上”を目指す。

 予選は800メートル全国2位のエース前田が、直前に足を痛めて欠場。個々でトラックのタイムが上がらない中、優勝争いはおろか本戦出場にも黄信号がともる緊急事態だった。

 それでも、激戦の三島地区を勝ち抜き、赤松監督は「自分たちの実力がつかめていない中、危機感が刺激になった」と総合力での成長に目を見張る。

 シーズン開幕戦となる今年2月のジュニア駅伝では7校ほどの第二集団を抜け出し、首位の東雲(茨木市)と45秒差の2位。この1年は「ずっと東雲を見てきた」(松村主将)とその差を埋める努力を積み重ねてきた。

 朝練でまず5キロを走り込み、中継直前の競り合いで勝てるよう午後はスピード練習を取り入れた。予選後は担当区間を早々に決め、個々の役割を徹底して意識している。

 予選で蓄積した疲労も癒え、エースも復調して万全の布陣だ。「トップから離れず、アンカー勝負で勝ち切りたい」と松村主将。先頭でゴールテープを切るイメージはでき上がっている。

「心は一つ」連覇に挑む
女子・田尻 田尻町

 女子2連覇のかかる田尻が、今年も厚い選手層で“優勝候補”に名乗りを上げた。力のある3年生を中心に部員全員で取り組む駅伝練習を重ねて「心は一つ」。“伝統のタスキ”をつないで再び頂点を目指す。

 前回優勝に貢献した3年で部長の向井里と明貝がチームの柱。向井は右足を痛めトラックシーズンは苦しんだが、10月の記録会では3千メートルで9分53秒をマーク。調子は上向きで「けががあったから、ここまで来られた」と前向きに受け止める。

 明貝は1500メートル、3千メートルランキングともに1位で、ジュニアオリンピック出場を果たすなど「充実」の1年。「前回1区を走って2位だったので、今年は区間賞を取りたい」と力強い。

 チームは、ロードに強い岩村や着実に力を付けてきた和泉が好調をキープ。2年の野上や1年の向井希、舛本も地区予選で区間賞を獲得するなど存在感を発揮している。

 佃監督は今年のチームを「昨年初優勝を経験し、個々の駅伝に対する意識がさらに強くなった」と分析。試合当日は「駆け引きなし、1区から全力で攻める」と言い切る。

 女子のまとめ役でもある和泉は「先輩たちが受け継いだ駅伝に取り組む姿勢や心を、何としても後輩につなぐ」と誓った。


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