丁寧な植物画に感心 「らんまん」モデル・牧野富太郎展

 NHKの連続テレビ小説「らんまん」のモデルとなった植物学者、牧野富太郎(1862~1957年)が手がけた明治期の植物図譜の展示が12日、大山町御来屋の名和公民館で始まった。27日まで。

 展示されているのは1906(明治39)年から08(同41)年にかけ、年4~5回発行されたという石版多色刷りの図譜17冊と関連書籍。植物の特徴を絵で表現した図譜は分かりやすいように植物画がコピーして並べられている。

 来館者は、「をだまき」や「からすびしやく」など牧野の丁寧な植物画に感心しながら、牧野が私淑していたロシアの植物学者の名前を見つけるなど時代を感じ取っていた。米子市内の50代女性は「絵としてもとてもきれい。今度行く牧野植物園(高知市)が楽しみ」と話した。

 展示品を所有する同町の鷲見寛幸教育長は「時代の最先端をいく印刷ながら、手作り感もある牧野の力作」と強調。19日午後1時半からギャラリートークを行う。

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