米子・地ビールフェスタ5周年 商店街集客起爆剤に 節目記念し音楽催事も

 米子市中心市街地の活性化を目指して角盤町商店街振興組合(森紳二郎代表理事)が定期開催している「地ビールフェスタin米子」が5周年を迎える。毎月末金曜に同市角盤町1丁目のえる・もーる1番街とひまわり駐車場で飲食を楽しんでもらう企画で、多い時は3千人を集めるイベントに成長。商店街に人を呼び込む起爆剤となっている。

 同フェスタは中心市街地にかつてのにぎわいを取り戻そうと2018年8月に始まり、毎月テーマを変えながら開催。会場には地元醸造所のクラフトビールや地酒を取りそろえ、開始当初はビールケースに天板を乗せてテーブル席にするなど手作り感満載だった。

 現在は設備もそろい「おしゃれな雰囲気の社交場になっている」と森代表理事。える・もーる1番街を象徴するイベントとして定着し、若者や外国人など参加者も多様になった。

 コロナ禍にあっては政府の需要喚起策「Go To キャンペーン」の商店街事業として新たな展開を打ち出し、アフターコロナの今年は県外での出張開催も予定。イベントの集客効果などを受けて、同商店街では新規出店が増え、空き店舗率が改善するなど地域活性化にも寄与してきた。

 25、26両日には5周年記念の同フェスタが開催予定で、クラフトビールや軽食などを販売する計22店が出店して音楽ステージも節目を盛り上げる。森代表理事は「5年間で応援してくれる人も増えた。今後は市民や観光客が楽しめるイベントとしてさらに定着していけば」と意気込んだ。

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