今年７月の「書道パフォーマンス甲子園」で初優勝した鳥取城北高書道部のラッピングトラックが２２日、鳥取市西品治の同校でお披露目された。トラックは今後全国を走り、大会ＰＲのために使用される。
昨年から優勝校の副賞として優勝作品と部員の演技風景の写真を使ってラッピングしており、愛媛県四国中央市にある川之江港湾運送の大型トラックにデザインされた。トラックは関西圏を中心に九州や関東にも運送で使用される。
トラックが到着すると、書道部員１５人は「うわあ」「すごい」と歓声を上げて喜んだ。優勝時に部長だった３年生の楠田奈々楓さん（１７）は「鳥肌が立った。思い出を形にしてもらえたことに感謝の気持ちでいっぱい」と話した。アカペラのソロパートで演技の先陣を切った部長の２年生、小林愛音さん（１７）は「プレッシャーもあるけど、今年よりも磨きをかけた演技でもう一度、来年も日本一になりたい」と力を込めた。
鳥取城北高は大会で中島みゆきさんの曲「ファイト！」をアカペラで披露しながら縦４メートル、横６メートルの特別な用紙の中央に大きく赤字で「闘え」と書き上げ、地区予選を勝ち抜いた２１校の中で頂点に立った。
