皆生温泉オリジナル日本酒「海に降る雪 上代(かみだい)」に使用する酒米・五百万石の稲刈りが、伯耆町福岡の水田で行われた。関係者や子どもたち約30人が作業に汗を流した。
米作りは、皆生温泉旅館組合と千代むすび酒造(境港市大正町)、どぶろくを生産販売する「どぶろく上代」(伯耆町福岡)が地元住民と連携して2008年から毎年取り組んでいる。今年は天候に恵まれ、10日ほど早い収穫となった。
稲刈りは14日にあり、森のようちえんmichikusa(同町二部)の園児や保護者も参加。6アールの水田に一列に並び、手作業で1株ずつ丁寧に稲を刈り取った。上代の山本悠陽さん(27)は「今年もきれいなお米ができた。無事に収穫できてよかった」と話した。
「海に降る雪 上代」は発泡性の強い純米大吟醸で、開栓すると瓶底に沈んだ「おり」が雪のように舞い上がる。来年1月には仕込みが始まり、3月ごろに飲食店などでの提供を予定する。