米子-台湾便が就航 ソウル、香港に続き3路線目

 

 米子鬼太郎空港(鳥取県境港市)と台湾北部の桃園国際空港を結ぶ直行便が29日就航し、米子空港で関係者が初便の乗客を歓迎した。格安航空会社(LCC)タイガーエア台湾が週2往復で運航。同空港を発着する国際便はソウル便、香港便に続いて3路線となった。

 鳥取県と同社は2023年9月、定期便化を視野にチャーター便を就航する覚書を締結。当初は今年1月に運航を開始する計画だったが、機材繰りの関係で遅れていた。179人乗りのエアバスA320を使用し、月曜と金曜の週2往復、運航する。米子空港の出発時刻は月曜が午後1時、金曜が同5時50分。

 特別ダイヤで運航された初便は、県内で開催される「日台観光サミット」(29~6月1日)の出席者や観光客ら175人を乗せて米子空港に到着し、搭乗率は97・8%とほぼ満席。平井伸治知事らが乗客を拍手で迎え、記念品を手渡した。

 同空港であった記念式典には、日台の関係者約100人が出席。平井知事は「いよいよ夢の翼が通い始める。山陰は自然や食など魅力に満ちており、観光交流が深まることを期待する」とあいさつした。タイガーエア台湾の黄世恵(ファンシーフェイ)董事長は「鳥取県には多くの観光資源があり、週2往復では足りない。近い将来、増便を目指したい」と増便の可能性を示唆した。

 台湾行きの便は104人が利用し、搭乗率は58・1%だった。

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