「ダイヤモンド大山」観賞ツアーセットに 絶景PRへ、宿泊プラン販売 米子市ホテル旅館組合

 米子市ホテル旅館組合(皆広繁夫組合長)は、国史跡・米子城跡から望む「ダイヤモンド大山」の観賞ツアーをセットにした宿泊プランの販売を始める。絶景として知られる風景を目的に訪れる人を増やし、宿泊施設の利用と同市周辺エリアの滞在時間延長を狙う。

 ツアーは10月21日から3日間の日程で実施する。前日に会員の施設に宿泊した人が対象で、米子まちなか観光案内所が派遣する観光ガイドの案内により、日の出に合わせて城跡を巡る。参加者には登城記念の「御城印」や米子城の形をした「もなか」などをプレゼントする。

 宿泊先での隙間時間を活用してもらうため、組合では4月からウェブサイトなどで予約した宿泊客に城跡など市内の名所を巡るミニツアーを販売してきた。10月から年末にかけては、天守台からの夕日と夜景、早朝に日の出を観賞するツアーも追加する。

 取り組みの背景には、米子市が山陰観光の交通の結節点でありながら、滞留時間が短いという共通認識があったという。将来的には外国人観光客の利用も視野に入れている。

 皆広組合長は「米子城跡の観光資源としての価値を知ってもらい、地域でのさまざまな消費につなげていければ」と期待を込める。

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