選手に熱い声援 日本海・くらよし女子駅伝

 秋の伯耆路を高校生ランナーが駆け抜ける日本海駅伝競走大会とくらよし女子駅伝競走大会が1日、倉吉、湯梨浜、三朝の1市2町を舞台に計167チームが出場して開かれた。沿道に詰めかけた地域住民や駅伝ファンらは熱い声援を送り、選手は懸命にたすきをつないでゴールを目指した。

 午前10時。倉吉市営陸上競技場に号砲がとどろき、女子駅伝の62チームがコースに飛び出した。倉吉駅前通りでは、中井脩倉吉店(倉吉市上井町1丁目)が店先にスポーツタイマーを設置。大会に合わせて記録を表示し、盛り上げに一役買った。約10年前から恒例の〝大会非公式タイマー〟で、時計の近くには応援メッセージを寄せるボードも設けた。中井修二郎副社長(57)は「店舗がコース上にあるので、ずっと選手の皆さんを見続けてきた」と話し、駆け抜ける選手たちにエールを送った。

 正午には、105チームが出場して日本海駅伝がスタート。沿道からは盛んに声援が送られ、選手の背中を後押しした。選手は湯梨浜町を折り返し、倉吉市から三朝町へとたすきをつないで疾走。沿道には多くの人たちが駆け付け、「頑張れ」「ファイト」などと激励した。

 ゴール間近の倉吉市米田町で観戦した同市和田の吉良俊郎さん(77)は「西脇工業の2回生で、駅伝は毎年楽しみに応援している。有名な学校が集まる素晴らしい大会。順位にこだわるより、完走を目指してほしい」と選手の力走を見守った。

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