大山寺エリアに新観光誘客施設 町所有空き店舗解体し建設

 大山町は「アウトドアライフ構想」の実現に向け、大山寺エリアで新たに観光誘客施設の建設を計画している。鳥取県立大山駐車場に近く、アルペン通りに面した町所有の「かなお商店」(同町大山)の建物を本年度中に解体。来年度以降、跡地に新施設の建設を予定している。

 町は同店を活用して同エリアの魅力向上を図ろうと本年度、約375平方メートルの敷地と既存の建物を取得して公募型プロポーザル方式で設計事業者を募集。今後審査を経て11月中旬には設計事業者を決定し、新施設の方向性を固める。運営管理事業者は別途選定する予定という。

 計画は持続可能な「アウトドアのまち」を目指す同構想に基づき、官民連携事業として実施。同エリアは集客力の高い観光地にもかかわらず空き家や空き地の増加が課題となっている。同店もかつてはレンタルスキー業務などを行っていたが近年は空き店舗となっていた。

 町総合戦略課の山崎栄一課長は「現在は参道市場の方面に観光客が流れており、(同店の周辺は)寂しい状況。施設の建設によってにぎわいが生まれれば」と期待した。

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