中国電力陸上部が松江市鹿島町の鹿島中を訪れ、1年生を対象にした陸上教室を開いた。生徒らはプロ選手やオリンピアンから、速く走るための足の動かし方を学び、トップアスリートの日常生活を教えてもらうなど交流を楽しんだ。
2004年のアテネ五輪マラソン男子に出場した油谷繁監督(45)、倉吉市出身の山崎亮平マネジャー(33)、東洋大で21年から3年連続で箱根駅伝を走った今春入社の清野太雅選手(22)が、約40人の生徒にアドバイスした。
生徒らは、2本のロープの間に複数のプレートを組み合わせた「ラダー」と呼ばれる練習用の器具でステップを踏んだり、ももをリズムよく高く上げる基礎練習に挑戦。3チームに分かれたリレーは、教わった走り方を実践して対決を楽しんだ。
乾海風さん(13)は「部活でやるトレーニングの意味が理解できた。教えてもらったことを生かしたい」と目を輝かせた。油谷監督は「教室がスポーツを続けるきっかけになれば」と話した。