偉人に思いはせ 歌唱 名誉町民・田村虎蔵生誕150周年記念 音楽祭、400人にぎわう

 岩美町名誉町民で作曲家の田村虎蔵生誕150周年を記念し、町ゆかりの声楽家やジャズサックスプレーヤーらを招いた「蒲生ふるさと音楽祭」(同実行委員会主催)が15日、同町蒲生のいわみふるさと音楽堂で開かれた。飲食ブースやこどもミニ遊園地もあり、町内外から400人を超える人々でにぎわった。

 田村虎蔵は1873年、岩美町馬場村生まれ。「金太郎」など数々の童謡唱歌を世に送り出し、口語体を歌詞に用いる「言文一致唱歌」を提唱。児童の発声法の改善を唱えた音楽教育の先駆者として活躍した。

 偉人を祝おうと、ゲストとしていわみふるさと大使の安田祥子さんや同町出身の椿田薫さんらが出演。田村作曲の童謡を歌ったり、ジャズ調にアレンジして演奏した。また、地元の出演者らも金太郎に仮装して歌ったり、切れのあるダンスを披露して盛り上げた。

 蒲生地区出身で鳥取市在住の40代女性は「地区外の人も参加してくれてうれしい。イベントを通じて、田村先生の功績がもっと全国に広まれば」と話した。

この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事