似顔絵で被疑者検挙へ 県警で講習会とコンクール 記者も体験

  • コンクール前、警察官役と目撃者役に分かれて似顔絵の作成を体験する参加者=13日、鳥取県警本部
  • コンクールのお題となった被疑者役の人物の写真(左)と、記者の描いた似顔絵

 警察の犯罪捜査などで用いられる似顔絵。鳥取県内でも似顔絵を活用して事件の解決や被疑者の検挙に結びついており、捜査において重要な手がかりとなっている。記者は、鳥取県警本部で13日に開かれた似顔絵講習会とコンクールに参加。目撃者の証言だけを頼りに描くことの難しさや、捜査への有効性などを確認した。

 この日は、各警察署に所属する20~30代の若手警察官31人が参加。捜査における似顔絵の作成歴12年、県警本部鑑識課の桜井智也警部補が講師を務めた。

 講習ではアドバイスを受け、記者はまず用紙に顔のバランスをとるためのガイド線を引き、それを基に目や眉などを描くと、簡単に顔の土台ができた。次に目撃者の証言を聞き特徴的な要素を反映させていくが、ここで大切なのは目撃者への配慮。精神的ショックを受けている場合もある。軽く雑談をして心を落ち着かせ、被疑者の特徴や印象など大まかな内容を聞き取ってイメージをつかむなど工夫が必要という。

残り 665 文字
このページは会員限定コンテンツです。
会員登録すると続きをご覧いただけます。
無料会員に登録する
会員プランを見る
会員登録済みの方
この機能はプレミアム会員限定です。
クリップした記事でチェック!
あなただけのクリップした記事が作れます。
プレミアム会員に登録する ログインの方はこちら

トップニュース

同じカテゴリーの記事