心身の活力が低下する「フレイル(虚弱)」の早めの対策に取り組んでもらおうと、40歳以上を対象にしたフレイル予防体験会が、米子市角盤町1丁目のフィットネスジム「9inz(ナインズ)」であった。市は本年度からフレイル対策に力を入れており、伊木隆司市長(49)が自ら予防プランを体験して健康対策をアピールした。
市は65歳以上を対象としたフレイル対策を進めているが、同ジムでは筋力が衰えていく40代から運動習慣を身に付けてもらおうと、予防プラン「フレイル40」を9月から展開。市と鳥取大医学部付属病院、社会福祉法人こうほうえんが協働で作成した健康づくりトレーニングプログラム「ネバーギブアップトレーニング」(通称ネギトレ)を中心とした構成となっている。
体験会には40~50代の9人が参加。椅子に座って肩甲骨や体幹の柔軟性を高めるストレッチや、椅子にもたれて腹筋を鍛えるプランに挑戦した。
伊木市長は「フレイル予防を早く始めれば効果も出やすい」と早期の取り組みを呼びかけ。同ジムインストラクターの徳岡未来さん(35)は「ネギトレを通して正しい体の使い方を学んでほしい」と話した。